まさかのレッカー!?異国で愛車が走行不可に!!

走行不能!?一体どうなる!! NZ生活お役立ち情報
スポンサーリンク

衝撃的なタイトルで幕を開けましたが、タイトルの通りニュージーランドで愛車が走行不可能になり、レッカーされる羽目になりました。中古車を購入するにあたって色々と覚悟はしておりましたが、まさかまさか全く動かなくなるなんて予想だにしていませんでした。ある程度の故障、例えばミラーや窓が動かなくなる等の故障はよく耳にするので、その程度を想像していました・・・。
レッカーされたからこそ分かった教訓、事前に準備していて助かった事を徹底紹介します!このブログを読めばいざという時も安心です!

スポンサーリンク

愛車紹介

  • 日産ウィングロード
  • 2007年式
  • 走行距離22万キロ
  • 愛称:とりささ号(フラットメイト命名)
愛車紹介

事の顛末は?

事件発生1週間前(水曜日)

レッカー1週間くらい前から、エンジンから妙な音がするようになりました。「キュイーン」「ウィーーン」というような機械音が室内に響き渡るようになったのです。最初は冬季に近づくにつれて急に外気温が下がり始めたので、暖気運転をしていないからなのかなぁとあまり気にも留めず、朝一はなるべくアイドリングするように心がけていました。

ところが、日に日にその機械音は大きくなり、さすがにこれはマズイと思った私たちは車の点検に出すことに。しかしながら、週末に被ってしまったため予約は週明けにしようと決断しました。

週末はひたすら待ち・・・。

点検までは症状を悪化させたくなかったので車の利用は必要最小限留めました。

※ニュージーランドは原則的に土日祝日は休みなのでどうしようもありません。ただじっと待つだけです。

週明け予約を取る(月曜日)

月曜日の朝一で車の整備場に電話を掛け、拙い英語で症状を伝え、なんとか予約を取ることができました。水曜日の朝一で見てもらえることに。

事件当日(水曜日)

待ちに待った点検当日、自宅の駐車場でエンジンを掛け、シフトレバーをドライブに入れ、さぁ整備場に持って行くぞ!と思った矢先、いくらアクセルを踏んでもうんともすんとも言いません。エンジンの回転数は上がるものの、ギアがニュートラルに入っているような感じで一向に前に進まなくなってしまいました。え、なんで進まないの??前日までは異音はしていたけど走ってくれたのに!

焦る私たち。響きわたるエンジン音に心配になって出てきた家(フラット)のオーナー。

エンジンを切って掛け直す、の繰り返し。5回やっても状況は変わることなく、さらには緩やかな坂に停めていたため微妙に車が移動してしまい変な停止位置になってしまいました。二進も三進もいかず、整備士には車が動けなくなったから予約の時間には行けないことを伝え、AA(Automobile Association、日本のJAFのようなところ)のロードサービスを呼びました。

ロードサービスに電話(9:00am)

車を購入するときAAの車両保険及びメンバーに加入していたことから、ロードサービスに電話すると、車両情報や所有者情報は登録されているため話がスムーズに進みました。

一つ懸念していたのは、車両登録時の住所から引っ越していたことです。せっかく電話したのにロードサービスに来てくれないじゃないかと思いましたが、親切なコールスタッフがその場で住所変更まで請け負ってくれました。NZ人は本当に優しい。

ついに救世主??到着!!(9:30am)

なんと電話してから30分でAAロードサービスの整備士さん(救世主)が来てくれました。NZのことだからのんびり来るのかなと思っていましたが、あっという間でした。このときはこの整備士さんがまるで救世主のようです!

拙い英語で整備士さんに顛末を伝えると、愛想よくとりあえず調べてみようかとのこと。さっそく車に乗りこみエンジンを始動。外に出てきてボンネットを開け何やら確認。車内にまた戻りシフトレバーを操作。アクセルを吹かす。が、結局ロードサービスでは原因を突き止めることはできず、整備場に持って行って詳細な点検を受けてみないことにはどうしようもないというようなことを言われました。

駐車場で全く動かなくなってしまった車を持って行くために、整備士さんがレッカー車を呼んでくれることに。英語での電話が特に苦手なので本当に助かりました。1時間ほどで待つとレッカー車(英語でtowing car)が現れました。「運ぶ場所はAA Auto Centreでいいよね?ここにサインして。じゃあレッカーするよ。」10分足らずであっという間に愛車は連れて行かれました・・・。

そういえば、「持って行かれるのはいいけど、いつまで何を待てばいいのだろう?」と肝心なことを聞くのをすっかり忘れていました・・・。意を決してAA Auto Centreに確認すると夕方までには検査して知らせてくれるとのこと。とりあえず連絡待ち。

運び出されるとりささ号
レッカーされるとりささ号・・・。

原因は・・・

結局、動かなくなった当日には原因が判明せず(というか検査もしてなかった。ほかの予約も入ってるから仕方ないか・・・)、翌日の夕方トランスミッションがもうダメになっているみたいだと連絡が来て、選択肢としては以下の3つがあると言われました。

①新品のトランスミッションを購入する(高額)
②中古のトランスミッションを購入する(新品より安いが信頼できる中古を購入できるか分からない)
③ダメもとで今のトランスミッションを修理する(低額だが直せる保証はない)

もともと安く購入した車だったので新品をわざわざ購入したくないという気持ちと、お金を掛けずになんとか済ませたいけど走るようになってほしいという気持ちの中で悩みに悩みました。信頼できる整備士さんともよく相談し、出した結論が「中古品を購入して一度プロの検査を受ける」という折衷案です。ある程度金額も抑えられてトランスミッションの品質も担保できる案です。このときばかりは整備士さんとの会話で、身に付けている英語の全能力を使った気がします・・・。疲れた。けど、整備士さんはワーホリで来ていることを理解してくださり、今の状況を心から分かってくれたからこそ最後まで付き合ってくれました。本当に感謝です!!

復活まで約3週間!!

中古品の購入、オーバーホール、取り付けまで全てお任せしていたので、あとはひたすら待っていました。当初2週間くらいで直るとのことでしたが、ふたを開けてみたら3週間強かかってしまいました・・・。もちろん怠惰なわけではなく、基本的に決まった時間しか働かないので「ま、仕方ないか」くらいの気概で寛大に待ってあげるしかありません。働く側としては家族を大事にできるいい国ですよね。ニュージーランドにはニュージーランドの時間の流れがあるんだなぁと改めて痛感した3週間でした。

事前に準備していたこと

さて、本題の「準備していたこと」ですが、もちろんこの事件が発生することを予期して準備していたわけではもちろんありません。というのも流れでそのような準備をすることになったからです。改めて何をしていたのか詳しく説明します。

〇〇への加入

変な会員クラブへの勧誘ではありませんのでご安心ください。私たちが加入していたのは「AA Members」です。上記でもAAについて軽く説明しましたが、AAとはNew Zealand Automobile Associationの略で、遡ると1925年からロードサービスをメインで行っている歴史ある社団法人です。日本で言うとJAFのようなところです。現在ではロードサービスだけに留まらず、自動車整備や自動車保険、旅行保険、家財保険、ローンなど手広く行っています。そんなAAのMembershipに加入していたおかげで故障から修理までスムースに対応できました。

AA Membersに加入していたことによって、

・行きつけの整備工場があった(割引価格でAAで点検していたため)!
・自動車情報が全てAA登録されているためRoadserviceへの連絡が簡単!
・レッカーが無料!
・信頼できるサービス(修理)が受けられた!

上記のいずれも、車が動かなくなってからの対応に直結していたため、自ら整備場を一から探したり、自動車の状況を詳細に説明することなく、テンポよく事が進んで本当に安心しました。車が突然動かなくなるなんて人生でそんなに経験することでもなく、自信を持って自分なら対処できるという人はなかなかいないんではないでしょうか?実際私たちも直面したときは相当焦りましたが、AAのサポートがあったからこそ落ち着いて対処できました。

ロードサービスが受けられる主な会社

ロードサービスを受けられる主な会社を紹介します。受けられるサービスは各社異なるので自分にあった会社を選択しましょう。参考に会員費だけ書きました。

AA (Automobile Association): 1年で79NZD

AA Member Benefits

VTNZ (Vehicle Testing New Zealand): 6カ月で39NZD

https://vtnz.co.nz/personal-services/roadside-assistance/

定期的な点検も大事!

いくら乗り捨てる覚悟で安い中古車を購入したとしても少しでも長く乗りたいのであれば、WOFとは別で定期的な点検には必ず行きましょう!もちろん早期発見という意味合いでもありますが、行きつけの整備場を事前に見つけておき、整備士さんに顔(もしくは車)を覚えてもらうことも大変重要です!私たちの場合、「アジア人カップルで青いステーションワゴンに乗ってる奴ら」程度に覚えてもらえていたので物事がスムースに進んで、電話越しでも人物特定してもらいやすかったです。特に日本人というだけで特徴的なので印象付けやすいんではないんでしょうか。

まとめ

以上が私たちが実体験した愛車故障の顛末でした。重要なのは「ロードサービスを受けられるようにしておくこと」と「行きつけの整備場を見つけておくこと」です!自分の車はまだまだ走れるし、故障する心配なんてないから検討していないという方、行き当たりばったりで整備場を決めている方ははこの機会に検討してみてはいかがですか?駐車場でのトラブルだったらなんとか対応できるかもですが、走行中のトラブルだったら?旅行中だったら?そう考えると少しゾワっとしませんか?

あと、もう一つ重要なのは「修理完了まで気長に待つこと」です!

時間とお金をかけた愛車はより一層愛着が湧くようになりましたので、NZドライブ楽しんできます!ではでは!

NZ生活お役立ち情報
スポンサーリンク
スポンサーリンク
torisasaをフォローする
スポンサーリンク
とりささブログ

コメント