クライストチャーチから約180キロ北に位置する港町、カイコウラ(Kaikoura)に先日行ってきました!ここカイコウラは近年海洋生物の観測地として世界中から注目を集めるスポットになっているようです。
残念ながら2016年11月14日に北カンタベリーを襲うマグニチュード7.8の大地震が発生したことにより、クライストチャーチとカイコウラを結ぶ国道1号線が寸断され、ホエールウォッチングなどのマリンアクティビティが一時中止となる被害が出ました。
しかし、現時点で国道1号線は全線開通しており、マリンアクティビティも全面再開しているとのことです。一部片側通行を実施している場合もあるので事前に確認しましょう。
閉鎖状況が地図上に表示される便利なサイトが政府機関より提供されています。
ホエールウォッチング
カイコウラ観光の目玉、ホエール・ウォッチング・クルーズ(Whale Watching Cruise)に参加してきました!
カイコウラは国内有数のクジラ観測地として有名で、特に今回参加したホエール・ウォッチング・クルーズは高い遭遇率を誇ると言われています。その豊富なクジラに関する情報量と経験からほぼ確実にクジラに会えるらしいのです。しかも、カイコウラで出会えるスパームホエール(マッコウクジラ)は一年中カイコウラ周辺を回遊しているため季節関係なく遭遇できます。
今回参加したツアーは船に乗って観察するクルーズですが、他にもヘリコプターや飛行機で観察するツアーもあるので確認してみてください。
最大船速でクジラを探しに
集合時間の8時15分に集合場所であるホエールウォッチングセンターに集まり、一通りの注意事項を受けて早速出発!船の出発場所は異なるため、バスにて15分くらい移動します。
船着き場に到着すると、そこにはいかにもスピードを出しそうなクルーザー線(双胴船??あまり船に詳しくない・・・)が準備を整えて待っていました。
乗り込むと船内に案内されます。船酔いしやすい人はなるべく後ろに座ると良いとのことだったので、念のため後ろのほうに席を確保。車や飛行機、電車では酔わないのですが、船は今までいい経験がなかったので念のため。
20人ほどのグループだったのですぐに皆乗り込み、早速出発です。
港を出た瞬間、最大船速で進みます!!海が荒れていようが、波が強かろうが飛ばします!!波に当たるたびに体が浮くような感じです!!猛スピードで進んでるときは危ないので席に座ってましょう・・・
速い船には酔わないと分かった私はジェットコースターに乗った気分で楽しんでいました!
しかし、ふと隣を見るとぐったりした妻。速度と揺れと酔いでノックアウト。彼女にとって、ここから船を降りるまでの2時間は地獄だったようです。よく耐えたと思います。
クジラに会えるか!?
20分くらいすると目的地に到着です。前回のツアーの目撃情報や上空からの目撃情報、ソナーをもとにクジラが現れそうな場所を特定するようです。
船にはクジラ探索専門のクルーが乗り合わせており、しきりに遠くに目をやったり、ソナーを海水に入れてクジラの鳴き声を探したりしてくれています。甲板に出て皆でクジラを探します。
20分捜索すると、小さなクジラ調査船や他のホエールウォッチングクルーズ船、小型飛行機が一カ所に集まり始めました!すると、どこからともなく突然マッコウクジラが姿を現しました!!
呼吸をするために約40分おきに海面に上がって来たあと、また潜水してしばらく海面に出てくることがなくなるようなので、このシャッターチャンスを逃すまいと皆必死にカメラを構えました。もれなく私も。
ばっちり潮吹きのシーンも捉えることができました!
その後もなかなか潜水することなく、10分くらいは海面で回遊してくれました。サービス精神旺盛のマッコウクジラさん、ありがとう!!
潜水直前には尾ビレのサービスショットも!
運が良ければ、調査船に興味を持つ茶色のアルバトロスにも出会えます!羽を広げた大きさがなんと3mもあるそうです!!
港に帰る途中でダスキードルフィン(Dusky Dolphin)の群れとも遭遇!
飛び跳ねる瞬間も!
充実したホエールウォッチングでした。
妻は終始ぐったりでしたが…。
基本情報&注意事項
ツアー会社:WHALE WATCH KAIKOURA
集合場所:Whaleway Station Rd, Kaikoura 7340
料金:1人 $150 NZD (子供$60 NZD)
注意点:乗り物酔いする人はかならず酔い止めを飲んだほうがいいです。酔い止めはツアーの集合場所では売っていないので、事前に町のPharmacyで購入しておきましょう。
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