クライストチャーチから約250km南に位置するオアマル(Oamaru)に行ってきました!オアマルは海沿いの町で、その昔オアマルストーンと呼ばれる石灰石が採掘できることで発展した町です。郊外に出ると奇妙な自然の景色に出会えます。また、ペンギンのコロニーが点在しており、野生のペンギンに会いたいならオアマルに行ったほうが良いと現地の方が勧めるほど。
ペンギン好きには堪らない!!
ペンギンが大好きで、動物園行ったらずっとペンギンの前から離れない人は少なくないのではないでしょうか。私もそのうちの一人です。なかなかペンギンゾーンから離れられません!
そんな人には是非一度、と言わず何度でも、オアマルに足を運んでいただきたい!
というのもオアマル周辺には多くのペンギンコロニー(生息地)が密集しているからなんです!野生のペンギンに会えるのです!!
オアマルに生息しているペンギンは2種類、イエローアイドペンギン(キンメペンギン)とブルーペンギン(コガタペンギン)です。ともにニュージーランド近郊にしか生息していません。2種類とも日中は餌を求めて海に出かけて、日暮れ間際になると営巣地であるオアマルに帰って来ます。長いときで十数時間海に出ていることもあるみたいですが、必ず営巣地に戻るとのこと。
観測場所に出発~!
観察できるタイミングは「15時以降から夕方にかけて」という情報をもとに15時にオアマルの中心部から約3キロほど離れたところにあるイエロー・アイド・ペンギン・コロニー(Yellow Eyed Penguin Colony)に行きました。駐車スペースには既に車がいっぱいだったので期待が高まります。コロニーはブッシービーチ保護区(Bushy Beach Scenic Reserve)内にあるため、車を降り少し歩きます。見学場所は崖の上にあり、ビーチを覗き込むようにしてペンギンを観察します。少し遠いので双眼鏡や望遠付きのカメラがあると便利かもしれないです。
動物園と異なり野生のペンギンなので、もちろん時間ぴったりに現れてはくれません。気長に待ちましょう。
19時まで4時間粘りました!夏なのに海風が冷たかった!
結果は・・・
残念ながらイエローアイドペンギンさん達は姿を現してくれませんでした・・・。
周りの人たちとも「なかなか見れないね~。いつまで待ってみる?」てな感じでいつの間にかコミュニケーションを取るまで一体感が生まれました。
私たちはキャンプの設営があったので暗くなる前に撤収です。準備してから来るんだった・・・。後悔。
あとから聞いた話ですと、日暮れの2時間前から観察し始めると見れるチャンスが高いらしいです。
イエロー・アイド・ペンギン・コロニーへの行き方&注意点
行き方
Steampunk HQや市役所があるタイン・ストリート(Tyne St)からスタート。
1キロほどタイン・ストリートを南下すると、ブッシー・ビーチ・ロードに曲がる交差点が見えてきます。そこを右に曲がり、更に進むと行き止まりにたどり着きます。ここにペンギン・コロニーへに入口があります。
駐車場
駐車場はありません。なので、路肩に停めましょう。バス停やバスが転回する場所が黄色で記されているので、駐車する際はそこは避けてください!
注意点、というかアドバイス!
- 夏でも海風は冷たいので防寒着必須。
- キャンプの準備は事前にしておく。
- 日暮れ時間を調べ、2時間前から観察。
ついにペンギンさんに遭遇!?
ちょっと待ってください!今回ペンギンが見れなかったわけではありません!
このあと、キャンプの設営や腹ごしらえをして再度ホリデーパーク近くのペンギンコロニーを散策することにしました。こちらは町中心部から2キロ足らずなので歩いても行けます。
月明かりを頼りに港を進むと人だかりが見えてきました。どうやら私たちと同じでペンギンに会いたくて出てきたようです。
しばらくするとどこからともなく、「Penguin!」という声が。声のするほうに歩を進めると、そこには体長30cmほどの小さなブルーペンギンの群れがよちよち歩きでボートスロープから陸に上がってくる様子が目に入りました!歓喜とともに声が出そうになりましたが、怯えさせてはいけないと思い、その気持ちをぐっと抑え、ペンギンが登ってくる様子を目に焼き付けました。薄明りのもとだったのではっきりは見えなかったのですが、さらに小さな子供ペンギンも一緒にいるようです。
カメラでその様子を捉えようとしましたが、暗すぎて全然ダメでした。
もちろんフラッシュ撮影は厳禁なので見つけたらしっかりと目に焼き付けてくださいね!
ホリデーパークにも!?
ペンギンに会えた興奮で気持ちがフワフワしながらもホリデーパークで寝る準備を済ませていると、「キュッキュッ」と鳴き声が。声のするほうを見てみるとまたもブルーペンギンが!!よーく目を凝らすとキッチンの下やホリデーパークの入り口など至る所にブルーペンギンがいました!ペンギンさん達の進路を邪魔しない程度に他のツーリストと観察しました。
ホリデーパーク内にペンギンの巣があるのか、ただの通り道だったのかは分かりませんが、ここがペンギン観察の最高のスポットだと自負します。
探せばいくらでもペンギンはいるので夜更かしもほどほどに。私たちも寝る時間が遅くなってしまいました・・・。
今回泊まったホリデーパークはここ
今度こそはイエローアイドペンギンに会いたいな~。
ブルーペンギンの探し方&注意点
探し方
私たちは以下の3カ所でブルーペンギンを目撃しました!
- サンプター・ワーフ(Sumpter Wharf)
- フレンドリー・ベイ(Friendly Bay)
- ハーバー・ツーリスト・パーク(Harbour Tourist Park)※
※ホリデーパークなので宿泊者のみ
注意点
- 街灯が少ないので足元には注意すること。
- 近づき過ぎないこと。
- フラッシュ撮影厳禁
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